初めての離乳食、何をどう始めたら良いの?
離乳食は「赤ちゃんが食材に慣れるための練習期間」と思って取りかかりましょう。
離乳食初期は生後5〜6か月頃のゴックン期とも言われていて、子供の様子を見ながら、1日1回、小さじ1の量から始めて、少しずつ量を増やしていくのがポイントになります。
1日の授乳タイムのうち1回を「離乳食+授乳」とし、時間帯は午前中がオススメです。よりスムーズに離乳食を進めるためのコツとして、日中の授乳間隔が3〜4時間空いていると、尚更良いでしょう。
初期の段階から、「食事の時間の環境を整えること」と「食事の時間は楽しい時間」という事を赤ちゃんに習慣づけさせてあげるのも、重要なポイントになってきます。
例えば、遊んだ後の汚れた手を洗う(除菌シートで拭いてあげる)、「いただきます」や「ごちそうさま」の声掛けをする事でメリハリをつける、周りのおもちゃ等は、目について気が散らないように片付けておく、バタバタせずゆったりした環境で食事を始める、という事を初期の段階から習慣づけておく事で、「食事の時間なんだな」と認識させるよう誘導してあげましょう。
1回あたりの目安量としては、10倍つぶし粥を少量(小さじ1)から与えるようにして、少しずつ量を増やすのがオススメです。
母乳やミルクは赤ちゃんが飲みたい分だけ与えて構いません。
母乳:離乳食=9:1の割合
調理形態は、なめらかにすりつぶした状態(ポタージュ状、ヨーグルト状)。調味料は基本使いませんが、だし汁のみOKです。
しかし、初めから上手くいくとは限りません。
上手くいかないことがほとんどです。
実際に先輩ママ達の声を聞いてみました。
「ウチは、朝がバタバタなので、昼にしてみましたが、グズって食べなかったり、お昼寝すると1〜2時間時間がズレることはざらにあります。一日のうちの決まった時間にというけど、初めから上手くいくなんてありえません。」
(パート・フルタイム 30代女性)
赤ちゃんが、いつ、何時に、どのくらい寝るかなんて、誰も分かりませんし、赤ちゃん一人ひとりとして全く違いますよね。
ましてや、育児本通りになんて進むはずもない…。
ほとんどのママたちが、そう思っています。
ですから、離乳食の時間にバラつきがあったとしても、赤ちゃんが食材に慣れる為の期間だと思って、焦らずにゆっくり進めていきましょう。