ゆきんこmama’s 離乳食・育児・子育て diary

~子供の月年齢に合わせた離乳食の始め方と食材を活かした離乳食時短レシピ~

月齢別のお粥の炊き方まとめ

10倍つぶし粥?10倍粥?何がどう違うの?

 

 

初心者ママさんは、必ずと言っていいほど、

この壁にあたるのではないでしょうか?

 

 

専門的に勉強をしていないと、細かい知識など分かりません。

 

当時は、私もその中の1人に当てはまりました。

 

 

お粥って柔らかく作るだけじゃダメなの?

 

重湯(お粥を作った時にできる、トロッとした液体のこと)、10倍つぶし粥、10倍粥、7倍粥、5倍粥、軟飯とかあるけど、分量分からないしなぁ……。

 

 

 

なんて、一時期は検索魔でした。

 

しかし、ここで気付いたのが、厚生労働省が提示している「授乳・離乳の支援ガイド」によると、「7倍粥」等とは記載がありませんでした。

 

ん?なぜ??

どれが正しいのか迷っちゃう……。

 

 

と悩みましたが、どうやら、最近の育児本に記載されている「7倍粥」や「5倍粥」という記載は、初心者のママでも分かりやすいように細かく記載されているのだそう。

 

そこで、月齢別の離乳食に適したお粥の種類

について詳しくまとめてみました。

 

 

重湯→離乳食初期(生後5~6か月)から食べられる。お粥を炊いたときにできる上澄みのトロッとした液体のこと。離乳食をゆっくり始めたい場合におススメ。


10倍つぶし粥→(生後5~6か月)お米1に対して水10の割合で炊いたお粥のこと。その10倍粥を更に裏ごし器ですりつぶし、重湯や湯冷ましでトロトロのヨーグルト状にしたもの。多くの赤ちゃんがこの10倍粥から離乳食をスタート

 

 

10倍粥→10倍つぶし粥に比べてツブツブを感じる状態。10倍つぶし粥から急に10倍粥に進むのではなく、【10倍つぶし粥と10倍粥を混ぜ合わせる】や、【10倍粥をすり鉢でつぶして粒を細かくする】というように、間のお粥を取り入れて10倍粥に少しずつ近づけていくのがポイント。赤ちゃんが形の変化を受付スムーズに食べることができ、お腹もビックリしない


7倍粥→離乳食中期(生後7~8か月)頃から食べられる。お米1に対して水7の割合で炊いたお粥のこと。10倍粥から急に7倍粥に進むのはNG。必ず間に9倍粥、8倍粥と段階を踏んでいく事がポイント。赤ちゃんの食べる様子を見ながら少しずつ水分量を減らすようにする。

 

 


5倍粥→離乳食後期(生後9~11か月)頃から食べられる。お米1に対して水5の割合で炊いたお粥。一般的に大人が食べることが多い全粥と呼ばれるお粥。この時期から3か月間、赤ちゃんのカミカミする様子を見つつ、お粥の水分量を徐々に減らして軟飯に近づける。


軟飯(なんはん)→離乳食後期の後

 

 

~完了期前半(生後11か月~)頃から食べられる。お米1に対して水3~2の割合で炊いたお粥。普段自分たちが食べている普通飯にかなり近づいてきている状態。この軟飯をカミカミしてゴックンできるようになったら、離乳食完了期の間に大人と同じ普通飯へ移行していく。

 

 

細かく内容をまとめてみましたが、何度もお伝えしている通り、

育児本通りに進むということは、まず、あり得ません。

 

赤ちゃん一人ひとりの成長をしっかりと見届けることが大事ですし、一番は赤ちゃんのペースに合わせてあげられるかどうかなんです。

 

10倍つぶし粥から10倍粥に形態を変えてみたけど、口から出してしまうし、いつものように進んでないから、もう少し10倍つぶし粥で様子見てみよう。

 

 

軟飯だけど、しっかりモグモグできてるし、そろそろ普通飯にチャレンジしてみようかな!

 

などと、臨機応変に対応すること柔軟性が必要になってくるので、ママさんたちが自分を責めたり、思いつめる必要はありません。

 

いくら、試行錯誤して焦っても、食材に慣れるための練習をしているのは、赤ちゃん本人なのですから、うまく気持ちを伝えることができない赤ちゃんの表情や機嫌をしっかりと観察して、赤ちゃん自身の気持ちを最優先してあげるようにしましょう。

 

【参考文献】

厚生労働省 「授乳・離乳の支援ガイド(2019年 改訂版)」